研究設備事業

一般財団法人日本穀物検定協会 総合研究所

クライアント概要

顧客名
一般財団法人日本穀物検定協会 総合研究所
所在地
埼玉県吉川市
納入年月
2025年8月
企業概要
日本における農産物、飼料、食品などの幅広い分野で安全安心のための品質の評価、情報提供などの事業拡大に取り組み、第三者検定機関としての役割を果たす。

プロジェクト概要

研究環境の改善と効率化を実現

日本穀物検定協会様では、手狭になりつつあった3ヶ所の研究所を1ヶ所に集約することになり、先方の問題解決と要望に応じた特注設備を提供しました。
ドラフトチャンバーが多数設置されていたこれまでの研究所では、強い排気によってドアが開かないなどの課題がありました。それを解決するために「給排気コントロールシステム」を採用し、実験室内の給排気バランスを整えることで研究者の安全を確保しました。総数66台の新開発の多用途ドラフトを先行投入し、部屋ごとのレイアウトは統一化しつつも、様々な実験に対応ができる仕様としました。また、配線や配管を収納するユーティリティユニットは、お客様のニーズに応じて床置き型で設計しました。この床置き型は当社には今まで無い仕様であり、柔軟な対応が求められました。
さらに、廃水処理装置も従来は大規模かつ複雑な処理工程のものを使用していましたが、運用を見直し、シンプルなシステムに変更しました。これにより管理にかかる手間が軽減され、効率化が実現しました。
受注から納品まで約3年を要しましたが、3ヶ所の研究所からの移設業務も当社が請け負い、トータルで支援させていただいております。

納入のポイント紹介

分析装置の配線や配管をきれいに収納するユーティリティは、ユーザの希望にあわせ床置きタイプを採用。

酸性の試料を扱う作業は、一ヶ所に集約(トレスパ製ドラフトチャンバーを設置)。湿式スクラバー排気管等を集約することでコストカットを実現。

廃水処理装置は、元々大型多機能だったものをpH中和のみのシンプルなシステムに。管理の手間とランニングコストを削減。

簡易的に少量の有機溶媒を取り扱う場所には、作業性を重視してプッシュプル換気装置D-PASを背中合わせに配置。研究者の安全のためのスペースを確保。

カタログ

3種類の総合カタログをご用意

展示室

当社の製品や技術をより理解いただける展示室

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