ブックタイトルLABORATORY_vol2

概要

LABORATORY_vol2

548実験動物施設・設備基本計画Facilities and Equipment for Laboratory Animalsドラフトチャンバー排気ガス処理装置排風機実験台戸棚・薬品庫・ワゴンクリーン・ハザード・環境試験施設／機器動物関連施設／機器医学研究・検査施設・RI施設グローブボックス廃水処理装置実験動物施設・設備基本計画にあたってメンテナンス技術資料さくいん概要・ガイド飼育ラック滅菌器実験動物施設・設備を計画するにあたり，関係者は動物の生命を扱うことを念頭に置かなければなりません。関係者は動物への尊敬と感謝の念を持ち，科学・医療の発展に有効利用する責任があります。このため，動物に対し快適な生活環境を提供するとともに，実験を倫理的・科学的に行うことができる実験動物施設が重要です。また，実験動物による人体への影響に配慮し，安全面の確保と施設近隣の生活環境保全，生物多様性の保護など社会的責任を果たさなければなりません。動物実験の成績（信頼性・再現性）を向上させるため，使用する動物は遺伝的・微生物的・健康面で品質の確保が必要です。そのためには，目的とする動物実験に最適な施設・装置・器具・機材を総合的に計画する必要があります。島津は長年の経験と実績を活かし，動物と研究者と近隣環境を尊重した，安全で快適な実験動物施設を提供いたします。脱臭実験動物施設整備の留意点◆実験動物施設の目的の確立◆動物に対する快適環境の提供◆施設内の作業者に対する快適で安全な環境の提供◆実験動物品質の維持◆施設近隣の生活環境保全◆法令・基準・指針の遵守◆省エネルギー化◆健全な運営管理・実験の内容・使用する動物・収容数の決定。・使用する動物に見合った環境（衛生・空調）・飼育機材。・労働安全衛生の確保。・一定した飼育・保管環境の構築・交差汚染のコントロール。・実験動物施設特有の災害・公害防止措置。・「動物愛護管理法」・「動物実験指針」「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準」「労働基準法」・「感染症法」・「各種環境法」・「カタルヘナ法」など・・・・実験動物施設のエネルギー消費は莫大なため，省エネルギー化が必要。・飼育管理・衛生管理・安全管理・設備管理・危機管理など・・・・運営資金・経済面で配慮が必要。