ブックタイトルLABORATORY_vol2

概要

LABORATORY_vol2

036ドラフトチャンバー排気ガス処理装置排風機実験台戸棚・薬品庫・ワゴンクリーン・ハザード・環境試験施設／機器動物関連施設／機器医学研究・検査施設・RI施設グローブボックス実験室環境制御システムFume Hood研究施設のデリケートな空間を緻密にコントロール。実験室環境制御システム実験室環境制御システムは，研究環境において温湿度・気流・室圧・空気清浄度などを厳しく継続的にモニタリング・コントロールすることにより，研究・執務スペース間の相互汚染（コンタミネーション）や干渉を防止し，安全性・生産性を向上させる画期的なシステムです。「ガス封じ込め」と「汚染領域からの拡散防止」を実現高性能の風量制御バルブにより，ドラフトチャンバーのサッシ開度に応じて排気風量をコントロール。常に面風速を一定に保ち，ガスをフード内に封じ込めます。また，総排気量と給気量の差異（オフセット）を確保する風量体積制御により，室圧を常に陰圧にコントロールして室外への空気の拡散を防止します。問題POINT従来のVAVによる制御●差圧フィードバック信号に基づき制御していたので，排気量の変動にともなう室圧変化の際の応答が遅い。●局所排気装置の作動によるダクト静圧変動や扉開閉などの外乱の影響が強いため，隣り合うフードや隣室，系全体に悪影響を与える可能性が高い。●操作端である風量制御装置の応答速度が遅い。前面扉全開前面扉全閉給気応答遅れ（過負圧）排気風量給気風量給気応答遅れ（正圧）廃水処理装置メンテナンス技術資料解決POINTInfilex VN風量制御バルブによる制御●体積によるオフセット一定のフィードフォワード制御。●Infilex VN風量制御バルブの圧力独立性，および室ごとに独立した体積オフセット制御。●Infilex VN風量制御バルブの1秒以内の高速度応答。前面扉全開前面扉全閉排気風量給気風量さくいん省エネルギーと快適な温熱環境を両立概要・ガイドドラフトチャンバー卓上排気フード局所排気装置の排気量，研究室の最小換気量，空調の温度要求による給気量，研究室のエアバランスといったさまざまな要因をもとに，最適な給排気量コントロールを実施。省エネルギーを推進するとともに，作業がしやすい快適な温熱環境を実現します。排気ダクトレスヒュームフード排気ダクトオフセット290一般排気60/1140℃局所排気60/800温度要求1600ヒュームフードヒュームフード200/1000 200/1000空調給気310/2570最小換気量600ドラフト設置給気同時作業率を考慮した設計とマニフォールド方式のダクト設計による設備の最適化1日で1台のドラフトチャンバーで作業する時間と，全フード台数に対し同時に作業するフード台数（同時作業率）を設計時に考慮することで，必要な給排気量を確保しながら，空調設備機器のイニシャルコストを削減できます。また，複数のフード排気を1つの大きなダクトにまとめるマニフォールド方式のダクト設計にすることで，ファン・スクラバーの機器台数を最適化し，ダクト工事を削減します。給気ダクト排気ダクト排気ベンチュリーバルブ給気ベンチュリーバルブ一般換気給気口一般換気排気口