ブックタイトルLABORATORY_vol1

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概要

LABORATORY_vol1

682ドラフトチャンバーR ef er en c e D a t a有害物質の許容濃度ここに述べる有害物質の許容濃度の許容基準は,職場におけるこれらの環境要因による労働者の健康障害を予防するための手引きに用いられることを目的として,日本産業衛生学会が勧告されているものです。(「許容濃度等の勧告(2012年度)」抜粋)排ガス処理装置排風機実験台戸棚・薬品庫・ワゴン医学研究検査施設クリーン関連設備RI施設グローブボックス実験動物施設・設備廃水処理装置メンテナンス技術資料さくいん項目の説明許容濃度について許容濃度とは,労働者が1日8時間,週間40時間程度,肉体的に激しくない労働強度で有害物質に曝露される場合に,当該有害物質の平均曝露濃度がこの数値以下であれば,ほとんどすべての労働者に健康上の悪い影響が見られないと判断される濃度である。曝露時間が短い,あるいは労働強度が弱い場合でも,許容濃度を超える曝露は避けるべきである。なお,曝露濃度とは,呼吸保護具を装着していない状態で,労働者が作業中に吸入するであろう空気中の当該物質の濃度である。労働時間が,作業内容,作業場所,あるいは曝露の程度に従って,いくつかの部分に分割され,それぞれの部分における平均曝露濃度あるいはその推定値がわかっている場合には,それらに時間の重みをかけた平均値をもって,全体の平均曝露濃度あるいはその推定値とすることができる。最大許容濃度とは,作業中のどの時間をとっても曝露濃度がこの数値以下であれば,ほとんどすべての労働者に健康上の悪い影響が見られないと判断される濃度である。一部の物質の許容濃度を最大許容濃度として勧告する理由は,その物質の毒性が,短時間で発現する刺激,中枢神経抑制等の生体影響を主とするためである。最大許容濃度を超える瞬間的な曝露があるかどうかを判断するための測定は,厳密には非常に困難である。実際には最大曝露濃度を含むと考えられる5分程度までの短時間の測定によって得られる最大の値を考えればよい。物質名[CAS No.]化学式許容濃度経皮発がんppm mg/m 3吸収分類アクリルアミド[79-06-1]CH2=CHCONH2-0.1皮2Aアクリルアルデヒド[107-02-8]CH2=CHCHO0.10.23アクリル酸メチル[96-33-3]CH2=CHCOOCH327アクリロニトリル[107-13-1]CH2=CHCN24.3皮2Aψアセトアルデヒド[75-07-0]CH3CHO50*90*2Bアセトン[67-64-1]CH3COCH3200470o-アニシジン[90-04-0]H3COC6H4NH20.10.5皮2Bp-アニシジン[104-94-9]H3COC6H4NH20.10.5皮アニリン[62-53-3]C6H5NH213.8皮2-アミノエタノール[141-43-5]H2NCH2CH2OH37.5アリルアルコール[107-18-6]CH2=CHCH2OH12.4皮アルシン[7784-42-1]AsH30.01 0.0320.1* 0.32*アンチモンおよびアンチモン化合物(SbSbとして,スチビンを除く)[7440-36-0]-0.1アンモニア[7664-41-7]NH32517イソブチルアルコール[78-83-1](CH3)2CHCH2OH50150イソプロチオラン[50512-35-1]C12H18O4S2-5イソプロピルアルコール[67-63-0]CH3CH(OH)CH3400*980*イソペンチルアルコール[123-51-3](CH3)2CHCH2CH2OH100360一酸化炭素[630-08-0]CO5057インジウムおよびインジウム化合物In[7440-74-6]3(μg/l)3(μg/l)エチルアミン[75-04-7]C2H5NH21018エチルエーテル[60-29-7](C2H5)2O4001,200エチルベンゼン[100-41-4]C6H5C2H5502172Bエチレンイミン[151-56-4]C2H5N0.50.88皮2Bエチレンオキシド[75-21-8]C2H4O11.81ψエチレングリコールモノエチルエーテルC2H5OCH2CH2OH[110-80-5]518皮エチレングリコールモノエチルエーテルC2H5OCH2CH2OCOCH3アセテート[111-15-9]527皮エチレングリコールモノメチルエーテルCH3OCH2CH2OH[109-86-4]0.10.31皮エチレングリコールモノメチルエーテルアセテートCH3OCH2CH2OCOCH3[110-49-6]0.10.48皮エチレンジアミン[107-15-3]H2NCH2CH2NH21025皮エトフェンプロックス[80844-07-1]C25H28O3-3塩化水素[7647-01-0]HCl5*7.5*塩化ビニル[75-01-4]CH2=CHCl2.5 a6.5 a1ψ塩素[7782-50-5]Cl20.5*1.5*黄リン[7723-14-0]P4-0.1オクタン[111-65-9]CH3(CH2)6CH33001,400オゾン[10028-15-6]O30.10.2ガソリン[8006-61-9]100 b300 b2Bカドミウムおよびカドミウム化合物Cd(Cdとして)[7440-43-9]-0.051ψカルバリル[63-25-2]C12H11NO2-5皮ギ酸[64-18-6]HCOOH59.4キシレン(全異性体およびその混合物)C6H4(CH3)250217銀および銀化合物(Agとして)Ag[7440-22-4]-0.01グルタルアルデヒド[111-30-8]OHC(CH2)3CHO0.03*クレゾール(全異性体)C6H4CH3(OH)522皮クロムおよびクロム化合物(Crとして)Cr[7440-47-3]金属クロム-0.53価クロム化合物-0.56価クロム化合物-0.05ある種の6価クロム化合物-0.011ψクロロエタン[75-00-3]C2H5Cl100260クロロジフルオロメタン[75-45-6]CHClF21,0003,500クロロピクリン[76-06-2]Cl3CNO20.10.67クロロベンゼン[108-90-7]C6H5Cl1046経皮吸収経皮吸収欄に「皮」をつけてある物質は,皮膚と接触することにより,経皮的に吸収される量が全身への健康影響または吸収量からみて無視できない程度に達することがあると考えられる物質である。許容濃度は,経皮吸収がないことを前提として提案されている数値であることに注意する。発がん分類「第1群」はヒトに対して発がん性があると判断できる物質である。この群に分類される物質は,疫学研究からの十分な証拠がある。「第2群」はヒトに対しておそらく発がん性があると判断できる物質である。「第2群A」に分類される物質は,証拠が比較的十分な物質で,疫学研究からの証拠が限定的であるが,動物実験からの証拠が十分である。「第2群B」に分類される物質は,証拠が比較的十分でない物質,すなわち,疫学研究からの証拠が限定的であり,動物実験からの証拠が十分でない。または,疫学研究からの証拠はないが,動物実験からの証拠が十分である。物質名[CAS No.]化学式許容濃度経皮発がんppm mg/m 3吸収分類クロロホルム[67-66-3]CHCl3314.7皮2Bクロロメタン[74-87-3]CH3Cl50100クロロメチルメチルエーテル(工業用)CH3OCH2Cl[107-30-2]--2A鉱油ミスト-31ψ五塩化リン[10026-13-8]PCl50.10.85コバルトおよびコバルト化合物(Coとして)[7440-48-4]Co-0.052B酢酸[64-19-7]CH3COOH1025酢酸エチル[141-78-6]CH3COOC2H5200720酢酸ブチル[123-86-4]CH3COO(CH2)3CH3100475酢酸プロピル[109-60-4]CH3COO(CH2)2CH3200830酢酸ペンチル類[628-63-7;123-92-2;50 266.3626-38-0;620-11-1;625-16-1; CH3COOC5H11100* 532.5*624-41-9;926-41-0]酢酸メチル[79-20-9]CH3COOCH3200610三塩化リン[7719-12-2]PCl30.21.1酸化亜鉛ヒューム[1314-13-2]ZnO(検討中)(検討中)三フッ化ホウ素[7637-07-2]BF30.30.83シアン化カリウム(CNとして)KCN[151-50-8]-5*皮シアン化カルシウム(CNとして)Ca(CN)2[592-01-8]-5*皮シアン化水素[74-90-8]HCN55.5皮シアン化ナトリウム(CNとして)NaCN[143-33-9]-5*皮ジエチルアミン[109-89-7](C2H5)2NH1030四塩化炭素[56-23-5]CCl4531皮2B1,4-ジオキサン[123-91-1]C4H8O21036皮2Bシクロヘキサノール[108-93-0]C6H11OH25102シクロヘキサノン[108-94-1]C6H10O25100シクロヘキサン[110-82-7]C6H121505201,1-ジクロロエタン[75-34-3]Cl2CHCH31004001,2-ジクロロエタン[107-06-2]ClCH2CH2Cl10402B2,2’-ジクロロエチルエーテル(ClCH2CH2)2O[111-44-4]1588皮1,2-ジクロロエチレン[540-59-0]ClCH=CHCl1505903,3’-ジクロロ-4,4’-ジアミノジフェニルCH2(C6H3NH2Cl)2メタン(MBOCA)[101-14-4]-0.005皮2Aψ†ジクロロジフルオロメタン[75-71-8]CCl2F25002,5002,2-ジクロロ-1,1,1-トリフルオロエタンCF3CHCl2[306-83-2]1062o-ジクロロベンゼン[95-50-1]C6H4Cl225150p-ジクロロベンゼン[106-46-7]C6H4Cl210602Bジクロロメタン[75-09-2]CH2Cl250 170100* 340*皮2B1,2-ジニトロベンゼン[528-29-0]C6H4(NO2)20.151皮1,3-ジニトロベンゼン[99-65-0]C6H4(NO2)20.151皮1,4-ジニトロベンゼン[100-25-4]C6H4(NO2)20.151皮ジフェニルメタン-4,4’-ジイソシアネートCH2(C6H4NCO)2(MDI)[101-68-8]-0.05ジボラン[19287-45-7]B2H60.010.012N ,N -ジメチルアセトアミド[127-19-5](CH3)2NCOCH31036皮N ,N -ジメチルアニリン[121-69-7]C6H5N(CH3)2525皮ジメチルアミン[124-40-3](CH3)2NH1018N,N-ジメチルホルムアミド(CH3)2NCHO(DMF)[68-12-2]1030皮2B臭化メチル[74-83-9]CH3Br13.89皮臭素[7726-95-6]Br20.10.65硝酸[7697-37-2]HNO325.2シラン[7803-62-5]SiH4100*130*http://www.shimadzu-rika.co.jp/