ブックタイトルLABORATORY_vol1
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LABORATORY_vol1
RI施設基本計画Radioisotope Facilities004 573ドラフトチャンバー施設設計の注意点RI施設を設計するにあたって,まずその施設の使用目的とそこで行われる実験の危険度を十分考慮しなければなりません。そのなかでも最重要視しなければならないのは,放射線管理になります。作業者の被ばく防止と施設外部への汚染防止を徹底する必要があります。排ガス処理装置排風機●放射線管理実験台・放射線の遮蔽・空気汚染対策・水質汚染対策・表面汚染対策(実験室の床,壁などの表面汚染対策)・使用済みRI汚染廃棄物,安全な保管と安全な処理・火災,地震などの災害時でも安全を確保戸棚・薬品庫・ワゴン配置と動線計画放射線汚染の可能性がある施設では,放射線の不必要な被ばくを防ぐため,RI実験室と他の施設との境界を明確に区別し,人の不必要な立ち入りを防止するために管理区域を設ける必要があります。R I使用量を決めて,低レベルと高レベルが混在しないよう,各部屋を配置します。医学研究検査施設排気・排水処理設備●排気RIは気体状や微粒子として空気中に浮遊することがあります。環境中に放出できる放射性物質の濃度が決まっているため,排気設備は最も重要な設備になります。排気口では浄化装置を設置して,放射性物質を取り除き,排気される空気を連続測定監視する必要があります。また,作業室内の空気中濃度が規定値以下となるように,換気が必要となります。クリーン関連設備RI施設概要・ガイドシステムグローブボックス●排水密封されていないRIを用いると,実験器具の洗浄などによりRIを含んだ排水が発生します。低レベルの排水は貯留槽を設置して貯水し,規定値以下の濃度を確認したうえで放流します。原液・二次洗浄水などの中レベル以上の排水は,密閉容器に保管して,廃棄業者に引き渡します。実験動物施設・設備関連する法令廃水処理装置法令対象放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律非密封放射性同位元素(診療用を除く)密封放射性同位元素放射線発生装置表示付放射性同位元素装備機器労働安全衛生法労働安全衛生法が適用される事務所消防法関係放射性同位元素を貯蔵し,または取扱おうとする場合メンテナンス技術資料所轄原子力規制庁労働基準監督署所轄の消防署さくいん