ブックタイトルEDUCATION500

概要

EDUCATION500

5物電子の比電荷高電圧電源を内蔵し，安全性を高めた電子の比電荷測定器。電子の比電荷測定器e/m Measuring Apparatus重点高Cat.No.形名価格136-351 EM-30N\218,000（\235,440）力運動圧力波音熱理らせん状の美しいビームビーム径の測定モデル図●ヘルムホルツコイルによって●作られた均一な磁界の中で電子ビームが曲がることから，その径を測って電子の比電荷を測定できます。●●電子ビーム加速用高圧電源を内蔵しており，モニタ用電流計以外に外部で高圧の配線がなく，安全性に優れています。また，管球に電圧をかけすぎることを防ぎます。●ヒータ●電源も内部で供給されますので，ヒータ電圧の違いにより，ビームの状態が異なることがなく，安心して実験できます。●●管球はヘリウムを封入しており，明るい電子ビームの軌跡が見られ，測定精度に優れています。●●管球の保持が可動式になっているため，磁界に対して斜めに電子を出し，らせん状の美しい電子ビームが見られます。●●前面にフードを取り付けると，暗室でなくても電子ビームの観測ができます。管球ヘリウム封入ヘルムホルツコイルφ約300mm 130回巻き1組電源AC100V 50/60Hz加速用高圧電源内蔵最大300V可変式コイル電源（外部）最大DC12V 2A大きさ・重さW380×D380×H350mm約7.5kg付属品フードつき暗箱スケール光電子ビーム目盛板補充部品192305 e/m管球（φ130mm）\45,000（\48,600）光源回折・干渉指標電子銃関連機器107-011直流電圧計HQ-300N??P.498107-081直流電流計HQ-5N??P.498138-360直流安定化電源装置RDS-01??P.491分光放電電子の比電荷の測定静電気磁気電源装置電流抵抗・回路電磁誘導電子エネルギー超伝導放射線ヘリウムなどのガスを減圧して封入した放電管内では，陰極線は蛍光を発し目視観察できます。この陰極線は電子の流れすなわち電子線で，電子を高電圧での電場で加速して得られるものです。この陰極線を磁界中に置くと軌道が曲げられます。このとき，加速電圧V，磁束密度B，電子線の軌跡の半径rを測定することにより，電子の電荷と電子の静止質量の比（比電荷：e/m）を実験的に求めることができます。ここでは，わかりやすく簡単に実験できるように工夫された装置EM-30Nを用い，電子を荷電粒子として扱うこの有名な実験を行い，比電荷を求めます。■実験に必要な機器136-351●電子の比電荷測定器EM-30N●1107-011●直流電圧計HQ-300N（P.498）●1107-081●直流電流計HQ-5N（P.498）●1238-337●直流安定化電源DPS-3003（P.491）●1■実験の方法加速電圧Vを一定にしたままコイルに流れる電流Iを調整して磁束密度Bを変化させたり，磁束密度Bを一定にしたまま（コイルに流れる電流Iを一定にする）加速電圧Vを変えて電子の速度を変化させたりすると，電子軌跡の半径rがそれらに応じて変化します。このデータを整理し，比電荷を測定します。加速電圧V，磁束密度B，電子軌跡の半径rを測定によって算出しe/m＝2V/B2r2の関係から比電荷e/mの値を求めます。本器では磁束密度B≒（7.8×10－4）・IとV考えられ，計算によりe/m＝3.3×10?・［c/kg］としてe/mを求めます。磁束計を用いて測定すればより正確です。測定は加速電圧を数段階に変え，一定の軌跡半径となるコイル電流を測定していきます。I2r2測定例加速コイル電子の軌電圧V電流I跡半径r（当社調べ）e/mの値1502002003001.251.431.591.720.040.040.040.041.97×10 112.012.032.08電子軌跡半径4cmにおけるe/mの平均値1502002003001.011.171.301.410.050.050.050.051.94×10 111.921.961.98電子軌跡半径5cmにおけるe/mの平均値1.95×10 11（真値は1.7588×10 11 C・kg－1）ビームの直径を測るビームの直径を測るには管球のフードを外し，図のようにして指標を目盛板の0に合わせ，眼と指標と電子銃が一直線になるところで目盛板を固定します。指標をDに移動させたときの目盛の読みがビームの直径です。550製品の改良のため，予告なく仕様や外観を変更する場合もありますので，ご了承ください。商品によっては送料や据付費用が必要となる場合もございます。（）内に記載された金額は税込価格（消費税率8％）です。