ブックタイトルEDUCATION500

概要

EDUCATION500

2種類のホール素子を使って，ホール定数や比抵抗，ホール移動度などの測定ができるセットです。ホール効果実習装置Hall Effect Experiment ApparatusCat.No.形名価格100-266 KHE-50\249,000（\268,920）●本体ケースは縦置きでも横置きでも実験が可能になり，機器の操作が容易になりました。●背面にコード巻取りを装備。スッキリ収納できるうえ，縦型で積み上げての収納が可能になりました。●カウント表示は見やすい4桁の赤色LEDを採用しています。●本体はデザインを一新，高級感あるヘアーライン表面仕上げ。●素子が4×20mmと大きく，接続状態がよくわかります。●組み込まれたデジタル電圧電流計により，ホール素子電源・ホール電圧・電圧降下などの測定が高精度に行えます。●素子に電源を供給する安定化電源装置を内蔵しています。●素子のホール電圧測定時に，測定する端子間の不均衡電圧を補正できます。ホール効果5物理力運動圧力電流設定（定電流）約0.2～1.5mA可変表示LED4桁表示ホール電圧測定mVレンジ：±0～19.99mV電流測定mAレンジ：±0～19.99mA電圧測定0.1Vレンジ：±0～1.99VVレンジ：±0～19.99V装備ホール電圧調整用ツマミZERO ADJ.つき形状コード巻取りフック装備積み上げ収納可能電源AC100V50/60Hz 0.5A拡大写真■ホール素子シリコン半導体p形1個n形1個素子寸法幅4×端子間20mm厚さ0.5mm形状ベーク台板およびターミナルつき■架台付き磁石フェライト磁石60×60mm厚さ15mm 2枚磁石間隔3段調整（付属のスペーサによる）補充部品195055ホール素子p\20,000（\21,600）195056ホール素子n\20,000（\21,600）195057磁石\9,000（\9,720）195058架台付き磁石\20,000（\21,600）波音熱光光源回折・干渉ホール素子分光ホール効果とはHALL EFFECT EXPERIMENT APPARATUSKHE-5N放電静電気1．ホール効果図1のように，y方向の一様磁界B y（＞0）中に厚さbの半導体平板試料をxy平面上と平行に置き，外部電池によりx方向に電流I x（＞0）を流すと，導電粒子（キャリア）は磁界からz方向にローレンツ力を受けます。キャリアが受けるローレンツ力の向きは，qの符号によらず常にzの正の方向になり，キャリアはzの正の方向に引き寄せられます。引き寄せられたキャリアにより，半導体にはz方向に電位差および電界が生じます。最終的には，キャリアが電界と磁界から受ける力はつり合い，キャリアはx方向に曲がらずに移動するようになります。この現象はホール効果と呼ばれ，V Hをホール電圧と呼びます。R Hはホール定数と呼ばれる定数で，素子の種類，温度によって決まる定数です。R Hは次のように書くことができます。1R H＝──［V］nq・キャリアの電荷：q・密度：n図1ホール素子の概念図2．比抵抗・導電率・移動度比抵抗ρ，導電率σ，移動度μ（単位電界中でのキャリアの速度を表す定数）は，半導体の種類だけで決まる定数で，素子の形状にはよらないため，ホール定数R Hとともに半導体の性質を現す指標として用いられます。これらの定数の関係式は，次のとおりです。R Hμ＝σ・R H＝──ρ測定例内スペーサ段数について付属のスペーサによりフェライト磁石の間隔を3段階に調整する事ができます。ホール電圧［mV］ホール電圧［mV］C.C.M.E.D.V.MOUTPUTINPUTINPUTIxVHVX図2ホール電圧の測定12.00スペーサー1段スペーサー2段スペーサー3段9.006.003.000.000.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 1.60電流［mA］図3ホール電圧の測定例（n型）ホール電圧の測定例（n型）12.00スペーサー1段スペーサー2段スペーサー3段9.006.003.000.000.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 1.60電流［mA］図4ホールホール電圧電の圧測定例（p例型（p）型）（当社調べ）磁気電源装置電流抵抗・回路電磁誘導電子エネルギー超伝導放射線技術的なご相談はコールセンター0120-376-673または，E-mail soudan@shimadzu-rika.co.jp（）内に記載された金額は税込価格（消費税率8％）です。515