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概要

EDUCATION500

光の速度を求める実験で使うレーザ光の発光受光装置。光の速度滋賀大学教育学部村本孝夫先生ご指導5物光の速度測定装置Apparatus for Determination of the Velocity of LightCat.No.形名価格129-251 LV-3\290,000(\313,200)●レーザダイオードを高周波で発振させ,一定の距離に置いた反射鏡で反射した光をフォトダイオードで検出して,光の走行時間を変調信号の位相差としてとらえ,2現象オシロスコープで光の速度を求めます。(オシロスコープは別途ご用意ください。)●変調用の発振器のモニタ信号と反射光信号との位相差が観測できます。●変調周波数の測定用に1/1000の分周した出力も得られ,周波数カウンターが利用できます。●光路長は2m前後で実験でき,半暗室程度で使用できるため実験が容易です。発光素子レーザダイオード637nm発光出力:5mW以下(JISクラス3R相当)受光素子フォトダイオード変調周波数可変約40?55MHz発光装置側変調波計測用出力端子(BNC端子)計測出力変調周波数計測用端子(4mmバナナ端子)TTLレベル出力1/1000分周受光装置側受光波計測用出力端子(BNC端子)電源発光・受光装置ともAC100V 50/60Hz 1A大きさ発光装置側W260×D60×H110mm受光装置側W200×D60×H110mm(ともに突起部除く)付属品反射鏡1個(平面鏡φ40mm X-Y軸微動調節器つき)BNCケーブル2本発光装置変調波計測用出力端子分周器1/1000変調周波数計測用端子受光装置受光波計測用出力端子発光ドライバ発振器変調周波数調節ツマミ増幅器ブロック図発光素子受光素子光反射鏡関連機器??オシロスコープ帯域幅60MHz以上のもの??P.319?108-750周波数カウンターGFC-8131H??P.291理力運動圧力波音熱光光源回折・干渉位相差検出による光速の測定分光放電真空中の光速度cは普遍定数と考えられていて,相対性理論,電磁気学などで重要な意味をもっています。この実験では,レーザダイオードを高周波(40MHz以上)で発振させて,約2mほどの距離を離して置いた反射鏡で反射した光をフォトダイオードで検出し,変調波と受光波の2つの波形の位相差をオシロスコープで測定します。反射鏡との距離を変えて測定した結果をグラフにインプットし,そのグラフの傾きから光の速度を求めます。■実験に必要な機器129-251光の速度測定装置LV-3 1108-750周波数カウンターGFC-8131H(P.291)1??オシロスコープ帯域幅60MHz以上のもの(P.319?)1??巻尺各種■実験の方法1装置の発光出力の変調周波数を,周波数計(電子計数装置)によって確認し,測定しやすい値に調節します。使用するオシロスコープの性能によりますが,60MHz以上2現象・拡大掃引5ms/divの装置が必要です。1chに変調波計測用出力を,2chに受光波計測用出力を接続します。2受光素子から光路上の距離を定めて反射鏡をセットし,光束の焦点または平行光が受光素子に当たるように集光レンズや反射鏡を調節します(図1)。受光装置発光装置L2L1図1装置の配置L=L1+L2L=測定距離反射鏡5光路長を変えて,測定を続け,距離と位相差の関係を測定結果とし,グラフにプロットします。グラフの傾きから,光の速度を求めます(図3)。位相差15.010.0[nsec]5.0位相差図2位相差45MHz55MHz静電気磁気電源装置電流抵抗・回路電磁誘導電子エネルギー3オシロスコープ上で2つの波形を重ね合わせ,波形の高さがほぼ同じになるように縦軸感度を調節します。4 2つの波形から,位相差を測定します(図2)。0.00.01.02.0距離[m]図3測定結果3.0(当社調べ)超伝導放射線技術的なご相談はコールセンター0120-376-673または,E-mail soudan@shimadzu-rika.co.jp()内に記載された金額は税込価格(消費税率8%)です。451