ブックタイトルEDUCATION500

ページ
428/972

このページは EDUCATION500 の電子ブックに掲載されている428ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

EDUCATION500

5物比熱実験液体の比熱を測定して,ニュートンの冷却の法則を学びます。元第八高等学校柏木好三郎先生ご考案力運動圧力波音熱理冷却法による液体の比熱測定装置Specific Heat of Liquid DeterminationCat.No.価格127-310\123,800(\133,704)●空気中における液体試料と蒸留水の冷却温度変化を測定し,その結果を利用して液体試料の比熱を求めます。●冷却槽は二重で,試料管を入れる空気槽の外側に十分な量の水を満たすことができるので,空気の温度をほぼ一定に保つことができます。●加熱槽は,外槽の水や内槽の空気を通して間接的に試料管を加熱する構造で,管の形状・化学変化を起こさずに加熱することができます。●加熱槽,冷却槽の中筒は同直径で,温度計をつけたまま加熱,冷却でき,測定誤差を小さくしてあります。空気中に置かれた高温の物体が,放射や空気の対流により冷却する際,物体が単位時間に失う熱量は,物体の表面の広さに関係し,空気との温度差があまり大きくない範囲では,温度差に比例するというのがニュートンの冷却の法則です。加熱槽銅製2重槽三足台つき冷却槽銅製2重槽試料管銅製2個付属品温度計1本光光源関連機器103-411電子てんびんELB-600SR??P.266??ストップウォッチ各種??P.288??ガスバーナ各種??P.620補充部品191282試料管\4,500(\4,860)191283冷却槽\53,000(\57,240)191284加熱槽\34,000(\36,720)回折・干渉分光冷却法による液体の比熱測定放電静電気磁気電源装置電流抵抗・回路電磁誘導電子エネルギー超伝導ニュートンの冷却の法則を使うと,温度θaの空気中に置かれた熱容量kの物体の温度θについて,下式が成り立ちます。k dθdt=-σ(θ-θa)ここでσは,物体の表面積などによって決まる比例定数です。物体の温度θは,時刻t=0における物体の温度をθ0として,以下のように表すことができます。θ=θa+(θ0-θa)e x p[-σk t]この実験装置では,物体の熱容量kは,液体試料と温度計および容器の合計です。液体の比熱をc,質量をm,容器の比熱をc V,質量m V,温度計の液体に浸る部分の比熱をc T,質量をm T,水の熱容量k Wとするとき,kは以下のように表されます。k=k W(c・m+c V・m V+c T・m T)容器および温度計の水当量W=c v・m V+c T・m Tをあらかじめ物性値から求めておき,蒸留水と比熱が未知の液体について温度θ1からθ2までの冷却時間をそれぞれ計測することにより,k Wとσを消去して液体の比熱を測定することができます。■実験に必要な機器127-310冷却法による液体の比熱測定装置106-050アルコール温度計(P.293)1103-411電子てんびんELB-600SR(P.266)1ストップウォッチ各種(P.288)1ガスバーナ各種(P.620)1■実験の方法試料管に液体を入れて加熱槽で加熱し,水を満たした冷却槽にセットして温度降下を測定してグラフを作成します。試料液と基準とする蒸留水の2つについて測定し,グラフ上で同じ温度の降下時間t 1・t 2を求め,式から試験液の比熱を求めます。C:試料液の比熱〔cal/(g・K)〕,m 1:試料液の質量,m 2:蒸留水の質量,W:試料管及び温度計(液体に浸っている部分)の水当量θ(℃)θ0θ1θ2100°C温度計ゴム栓t1冷却槽蒸留水Distilled watert2試験液の比熱測定50°C 100°C温度計温度計(付属せず)ゴム栓冷却槽加熱槽試料管排水コック試料水Sample liquid加熱槽t(min)ゴム栓試料管ガスバーナ放射線426製品の改良のため,予告なく仕様や外観を変更する場合もありますので,ご了承ください。商品によっては送料や据付費用が必要となる場合もございます。()内に記載された金額は税込価格(消費税率8%)です。