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きわめて効率よく、次々と教材を提示できるeCALL。
基礎学習の在り方を変える優れたシステムと感じています。 |
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| 広島市内に13万m2の広大なキャンパスを有する安田女子大学。97年9月、県内の私立大学では初めてCALL教室を完成させ、以来CALL活用の好事例として多くの大学のモデルとされてきた。昨年3月にはeCALLシステムを2教室に導入し、大幅なリニューアルを実施。同システムをいかに活用し、実際にどのような成果が生まれているのか。今回、同学のCALL活用の牽引者である松岡博信教授にお話を伺った。 |
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広島県内の私立大学で最初にCALL教室を設置されたのが安田女子大学ですが、導入に至るまでの経緯をお聞かせいただけますか。
松岡 「6年程前の話になりますが、当時約3500人の学生に対し、本学にはLL教室がひとつしかありませんでした。もう一教室は必要と考えていた時期に、せっかくならCALL教室に更新してはという声が強まり、具体的な検討に入っていきました。県内の国公立大学では既にCALL導入の事例も出始めていましたから、見学などもさせていただきながら計画を進めていきました。」
画像、文字、音声のすべてが使いやすい、
教材提示力に圧倒的に優れたシステムです。
昨年3月には、eCALLシステムを2教室に導入し、大幅なCALL教室のリニューアルを行っていますね。
教員用GUI
ひとつのタッチパネルで
全ての機能を簡単に操作 |
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松岡 「それまでの6年間を振り返り、教師たちの意向をふんだんに取り入れるかたちで、最新機能を備えたeCALLシステムを導入し、計2教室124ブースに増築しました。やはり使い勝手がこれまでとはまるで違い、本当に便利だなというのが率直な感想です。特に強く感じたのは、文字情報を扱えることのメリットです。プリントで渡した情報は、打ち変えたり、記入したりができないわけで、配布と回収に時間も取られてしまいます。eCALLシステムでは、画像も映像も文字も音声もシンプルな操作で利用できるので、次から次に教材を学生に送ることができます。その結果として授業の中身が充実してくるわけです。圧倒的に教材提示力に優れていると感じますね。 |
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大幅に時間のロスを削減できるeCALLは、
外国語の基礎教育には理想のシステムです。
eCALLシステムは、単なる便利なハードではなく、授業の質を高める可能性を持ったツールであると言えるのでしょうか。
| モニターの位置が低くなるよう設計された特注デスクにより、すべての学生の顔を見渡すことができる。64人の学習者の画面は、教師のモニターに一覧表示され、タッチパネルで管理できる。 |
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松岡 「基本的に時間のロスを大幅に減らすことができるシステムですから、効率化、短縮化の結果として濃密な学習ができるようなります。この点は、特に集中的なトレーニングを必要とする外国語教育などではきわめて有効です。基礎教育に適したシステムと言えるでしょう。もうひとつ、重要な特徴があります。それは、学生にとって参加型の学習形態であるという点です。教師対学生の双方向コミュニケーションがわかりやすい形で可能になったことで、学生が受身ではいられない状況が生まれてくるわけです。現に、eCALLを導入してから居眠りをする学生はほとんど見かけません。そういった面でも、授業の質は向上したと言えるでしょう。しかも、教師側のペースではなく、一人ひとりの学生が任意のペースで答えていけばいいのですから、個々のレベルやスピードの差の問題も解消できます。終わらなかった生徒は空き時間や放課後を使ってCALL教室でやり遂げるか、自宅からインターネット経由で大学の教材サーバにアクセスして学習しています。」
独自に開発された問題作成のソフトを、eCALLシステムと有機的に組み合わせて活用されていると聞きましたが。
松岡 「CALL教室における英語学習充実のための方策として、Webと連携した英語学習用のオーサリング・プログラム(YASUDA SYSTEM)を開発し、実践しています。ワープロ感覚で容易に問題作成が行えるので、教師陣が積極的に活用しています。こうした現場の独自のカスタマイズに対応できる自由度の高さは、eCALLシステムの利点のひとつです。これからも、CALL教室の現場から上がってきたさまざまな声を取り入れながら、より使いやすく効果的なシステムに育てていきたいと考えています。」
最後に、学生の方々のeCALLシステムへの反応はいかがですか。
松岡 「学生は基本的に便利なものが大好きですから、とても人気がありますよ。世代的にコンピューターリテラシーが高いので、慣れて使いこなすまでもとても早いですね。参加型であることから、学習への積極性も生まれてきていますし、学生にとっての利点はかなり大きいと言えるでしょうね。」 |
安田女子大学
教授 博士(教育学) 松岡 博信氏
昭和27年生まれ。広島大学大学院教育学研究科博士課程を修了。神戸市立雲雀ヶ丘中学校教諭、広島県立西条農業高校教諭、安田女子大学文学部英語英米文学科助教授を経て、現職の安田女子大学現代ビジネス学部現代ビジネス学科コミュニケーション領域教授へ。主な著書に、「英語習得と日本語干渉」、「新しい英語科教育法―理論と実践のインターフェイス」(共著)などがある。 |
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